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低用量ピルの種類一覧と特徴比較!世代別の違いや悩み別おすすめ種類の選び方

低用量ピルは、正しく服用することで高い避妊効果が期待できるほか、生理痛の緩和やPMS ( 月経前症候群 ) 、肌トラブルの改善など、女性の心身のバランスをサポートする身近な選択肢となっています。

しかし、いざ服用を検討しても種類が多く、どれが自分の体質や目的に合っているのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

本記事では、低用量ピルの基礎知識から世代ごとの違い、副作用のリスクや処方の流れまでを専門的な観点から網羅的に解説します。

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※この記事は、消費者庁国民生活センター厚生労働省の発信する情報を基に、作成しています。
※「総額表示」の義務付けに則り、税込価格にてご紹介しています。
※本記事で紹介している施術は保険が適用されず、自費診療です。
※厚生労働省が掲げる広告に関するガイドラインに則った運用をしています。
※監修医師はクリニックの選定、Q&Aには関与しておりません。
※料金や各種クリニックの情報は、執筆当時のものとなります。最新の情報はクリニックの公式ページにてご確認ください。

山村 聡 院長 監修者
この記事の監修者
山村 聡
やさしい内科クリニック院長
日本内科学会認定内科医。糖尿病や甲状腺・内分泌疾患、AGA治療を専門として治療を行っています。最近は保険診療以外にも低用量ピルなど自由診療の治療も実施しています。
【経歴】
  • 九州大学医学部卒
  • 高邦会 高木病院 臨床研修
  • 昭和大学 糖尿病・代謝・内分泌内科 助教
  • 銀座有楽町内科 前院長
  • やさしい内科クリニック開院
目次

低用量ピルとは?効果や種類などの基礎知識と全体像

低用量ピルは、2種類の女性ホルモンである「卵胞ホルモン ( エストロゲン ) 」と「黄体ホルモン ( プロゲステロン ) 」を少量ずつ配合したお薬です。

一口に「ピル」と言っても、処方される目的やホルモンの含有量、さらには1シート内の配合パターンによっていくつもの種類に分かれています。

本章では、ご自身の体質に合ったピルを安全かつ適切に選ぶための前提知識として、これら3つの基本的な違いについて分かりやすく整理していきます。

避妊目的のOC ( 経口避妊薬 ) と治療目的のLEPの違い

低用量ピルは、服用する目的によって「OC」と「LEP」の2種類に大別されます。

実は、この2つは含まれているホルモン成分そのものに大きな違いはありません。しかし、処方される目的が異なるため、医療機関での取り扱いや費用負担 ( 保険が適用されるかどうか ) が明確に区別されています。

【ポイント】OCとLEPの違いまとめ

項目OC ( 経口避妊薬 )LEP ( 治療目的のピル )
主な目的避妊・生理日の移動など月経困難症・子宮内膜症の治療
保険の適用自由診療 ( 全額自己負担 )保険適用 ( 3割負担など )
代表的な薬トリキュラー、マーベロンなどルナベル、ヤーズなど
OC ( 経口避妊薬 ) とは

OCは「Oral Contraceptive」の略称であり、主に避妊を目的として処方されるお薬です。

脳の視床下部に働きかけて排卵を抑制し、正しく服用することで極めて高い避妊効果を発揮します。病気の治療を目的としたものではないため、健康保険は適用されず全額自己負担 ( 自由診療 ) となります。

LEP ( 治療目的のピル ) とは

LEPは「Low dose Estrogen Progestin」の略称であり、主に月経困難症や子宮内膜症などの治療を目的として処方されるお薬です。

ホルモンバランスを整えることで、つらい生理痛や過多月経などの不調を和らげる働きがあります。こちらは疾患の治療が目的となるため、医師の診断に基づいて健康保険が適用されます。

このように、成分は似ていても「何のために飲むのか」によって処方時のルールが変わります。

クリニックを受診する際は、ご自身がピルを飲みたい理由 ( 避妊したいのか、生理痛を改善したいのか ) を医師へ明確に伝えることがスムーズな処方への第一歩です。

超低用量ピル・低用量ピル・中用量ピル・アフターピルの違い

ピルは、配合されている「卵胞ホルモン ( エストロゲン ) の量」によって、超低用量・低用量・中用量の3段階に分類されます。

また、日常的な服用とは全く用途が異なる「アフターピル ( 緊急避妊薬 ) 」という種類も存在します。ホルモン量が変わることで、主な処方目的や副作用の出やすさが大きく異なるため、それぞれの特徴を正しく把握しておきましょう。

【ひと目でわかる】ホルモン量と種類別の違い

種類主な目的・用途ホルモン量副作用の出やすさ
超低用量ピル月経困難症などの治療最も少ない低い
低用量ピル避妊・生理トラブルの緩和少ない比較的低い
中用量ピル生理日の移動・月経異常の治療多い出やすい
アフターピル避妊失敗時の緊急避妊一時的に大量強く出やすい

このように、ホルモンの量が変わることで適した用途や体への負担が大きく異なります。それぞれの具体的な特徴をまとめました。

それぞれのピルの具体的な特徴
  • 超低用量ピル
    • 特徴:卵胞ホルモンの配合量が最も少なく抑えられたピル
    • 主な用途:月経困難症や子宮内膜症などの治療 ( LEP )
    • 副作用:吐き気や頭痛などマイナートラブルのリスクが低め
    • 注意点:日常的な避妊目的での使用は非推奨
  • 低用量ピル
    • 特徴:現在最も一般的で、効果と副作用のバランスが良いピル
    • 主な用途:日常的な避妊、生理痛の緩和、肌トラブルの改善
    • 副作用:ホルモン量が適度に調整されているため比較的低め
  • 中用量ピル
    • 特徴:ホルモン量が多く、体内バランスを急激に変化させる力が強いピル
    • 主な用途:旅行などの予定に合わせた生理日の移動、重度の月経異常の治療
    • 副作用:効果が強力な分、吐き気などの症状が出やすい傾向
    • 注意点:体への負担が大きいため長期間の服用には不向き
  • アフターピル ( 緊急避妊薬 )
    • 特徴:避妊失敗時などに、性交渉後72時間(または120時間)以内に服用する緊急用のピル
    • 主な用途:短期間で排卵を遅らせることによる意図しない妊娠の阻止
    • 副作用:体への負担が大きく、一時的に強い吐き気などを伴う可能性
    • 注意点:あくまで緊急時の手段であり、日常的な避妊方法としては非推奨

ご自身の悩みや直面している状況に応じて、医師と相談しながら最適な種類を選びましょう。

配合パターンによる一相性と三相性の違い

低用量ピルは、1シート(通常21錠の実薬)に含まれるホルモン量の変化によって、「一相性 ( いっそうせい ) 」と「三相性 ( さんそうせい ) 」の2種類に分けられます。

専門用語で少し難しく感じますが、簡単に言うと一相性は「ホルモンを常に一定に保つタイプ」、三相性は「女性の自然な体のリズムに合わせるタイプ」です。

一相性と三相性の違い

配合パターンホルモンの量
( 1シート内 )
主な特徴向いている人
一相性すべて同じ
( 変化しない )
ホルモンバランスが常に一定に保たれる・気分の波やPMSを改善したい人
・生理日を移動させたい人
三相性3段階で変化する女性の自然なホルモン分泌リズムに近い・ピル服用中の不正出血を防ぎたい人
・自然な体のリズムを重視する人

どちらのタイプも避妊効果そのものに大きな差はありませんが、ホルモンの配合パターンが変わることで、体へもたらすメリットや得意な領域が変化します。それぞれの詳しい特徴を見ていきましょう。

一相性 ( いっそうせい ) のピル
  • 特徴
    1シート内の実薬すべてに、全く同じ量のホルモンが配合されているタイプ
  • 体内への影響
    服用中は体内のホルモンバランスが常に一定の状態で安定
  • 主なメリット
    ホルモンの変動によるPMS ( 月経前症候群 ) や感情の波が穏やかになりやすい
  • 用途の強み
    飲む錠剤の順番を気にしなくてよいため、生理日のコントロール ( スケジュール調整 ) が容易
三相性 ( さんそうせい ) のピル
  • 特徴
    女性の自然な生理周期に合わせて、ホルモンの配合量が3段階に変化するタイプ
  • 体内への影響
    自然なホルモン分泌の波を人工的に再現し、体に負担をかけにくい設計
  • 主なメリット
    一相性に比べて、服用中に起こりやすい不正出血 ( ふせいしゅっけつ ) のリスクが低い
  • 用途の強み
    1シートあたりの総ホルモン量が抑えられているため、より自然な体のリズムを維持しやすい

気分の落ち込みをなくしたいのか、それとも不正出血のリスクを抑えたいのかなど、ご自身が解決したい悩みに合わせて医師と相談することをおすすめします。

低用量ピルの世代別 ( 第1~4世代 ) の種類一覧と特徴比較

低用量ピルは、配合されている「黄体ホルモン ( プロゲステロン ) 」の種類によって第1世代から第4世代に分類されます。

世代が新しくなるにつれて副作用が軽減されたり、肌トラブルの改善など新たな副効用が期待できたりと、それぞれ得意とする領域が異なります。

世代主な特徴・得意なこと配合パターン黄体ホルモン代表的なピル
第1世代
生理痛の緩和・経血量を減らす一相性・三相性ノルエチステロンルナベル、フリウェル など
第2世代
安定した避妊効果・不正出血が少ない三相性レボノルゲストレルトリキュラー、ラベルフィーユ など
第3世代
大人ニキビや肌荒れなどの肌トラブル改善一相性デソゲストレルマーベロン、ファボワール など
第4世代
むくみの軽減・重いPMSやPMDDの改善一相性ドロスピレノンヤーズ、ヤーズフレックス など

まずは世代ごとの違いを比較表で確認し、ご自身の体質や目的に合った種類を見つける参考にしてみてください。

第1世代の低用量ピル(ルナベル・フリウェルなど)の特徴

第1世代の低用量ピルは、「ノルエチステロン」という黄体ホルモンが使用されているお薬です。

このホルモンには、生理の出血源となる子宮内膜の増殖をしっかりと抑える働きがあります。そのため、経血量を減らしたり、重い生理痛 ( 月経困難症 ) を和らげたりする効果に優れているのが大きな特徴です。

避妊よりも「つらい生理トラブルの改善」を主な目的としており、医師の診断に基づく治療薬 ( LEP ) として健康保険が適用されるケースが一般的です。

代表的なお薬の種類

ルナベル第1世代の代表的な先発品 ( 一相性 )
フリウェルルナベルのジェネリック医薬品で費用負担が抑えやすいお薬
第1世代の主な特徴まとめ
  • 使用されている黄体ホルモン
    ノルエチステロン
  • 期待できる主な効果
    生理痛の緩和や経血量の減少
  • 一般的な処方目的
    月経困難症や子宮内膜症の治療 ( 保険適用 )

生理の量が多くて貧血気味の方や、毎月の重い生理痛で日常生活に支障が出ている方は、この第1世代のピルが有力な選択肢となります。

第2世代の低用量ピル(トリキュラー・ラベルフィーユなど)の特徴

第2世代の低用量ピルは、「レボノルゲストレル」という黄体ホルモンが配合されているお薬です。

この世代は、女性の自然なホルモン分泌の波に合わせて薬の成分量が3段階に変化する「三相性 ( さんそうせい ) 」のタイプが主流となっています。そのため、服用期間中に起こりやすい不正出血 ( ふせいしゅっけつ ) のリスクが低く、より自然な体のリズムを保ちやすいのが大きな特徴です。

また、安定したホルモン動態によって高い避妊効果を発揮するため、主に避妊を目的とするOCとして処方されるケースが一般的です。

代表的なお薬の種類

トリキュラー第2世代を代表する先発品で自然なホルモン変化を再現
ラベルフィーユトリキュラーのジェネリック医薬品で費用を抑えやすいお薬
アンジュトリキュラーと同様の成分が配合された三相性のお薬
第2世代の主な特徴まとめ
  • 使用されている黄体ホルモン
    レボノルゲストレル
  • 期待できる主な効果
    安定した避妊効果と不正出血の抑制
  • 一般的な処方目的
    主に避妊を目的としたOC ( 自由診療 )

「ピルを飲みたいけれど、服用中の不正出血が心配」「高い避妊効果を一番の目的としたい」という方にとって、この第2世代は非常に適した選択肢となります。

第3世代の低用量ピル(マーベロン・ファボワールなど)の特徴

第3世代の低用量ピルは、「デソゲストレル」という黄体ホルモンが配合されているお薬です。

この黄体ホルモンは、体内の男性ホルモン ( アンドロゲン ) の働きを抑える作用に優れているという特徴を持っています。そのため、男性ホルモンが原因で起こりやすい「大人ニキビ」や「肌荒れ」「多毛症」といった肌トラブルの改善効果が期待できるのが最大の強みです。

また、1シート内のホルモン量が一定である「一相性 ( いっそうせい ) 」のタイプが主流であり、PMS ( 月経前症候群 ) による気分の波を穏やかにする働きもあります。第2世代と同様に、主に避妊を目的としたOCとして処方されるのが一般的です。

代表的なお薬の種類

マーベロン第3世代を代表する先発品で、肌荒れに悩む方によく選ばれるお薬
ファボワールマーベロンのジェネリック医薬品で、費用を抑えて始められるお薬
第3世代の主な特徴まとめ
  • 使用されている黄体ホルモン
    デソゲストレル
  • 期待できる主な効果
    大人ニキビや肌荒れなどの肌トラブル改善
  • 一般的な処方目的
    主に避妊を目的としたOC ( 自由診療 )

高い避妊効果を得ながらも、「生理前の肌荒れがひどい」「繰り返す大人ニキビをどうにかしたい」とお悩みの方には、この第3世代のピルが適した選択肢となります。

第4世代の低用量ピル(ヤーズ・ヤーズフレックスなど)の特徴

第4世代のピルは、「ドロスピレノン」という新しい黄体ホルモンが配合されているお薬です。卵胞ホルモンの含有量がこれまでで最も少なく設計されているため、厳密には「超低用量ピル」に分類されます。

このドロスピレノンという成分には、体内に水分を溜め込もうとする働きを抑える作用があります。そのため、従来のピルで起こりやすかった「むくみ」や、それに伴う「体重増加」といった副作用を感じにくいのが大きな特徴です。

また、ホルモン量が極めて少なく抑えられていることで体への負担が軽く、重いPMS ( 月経前症候群 ) やPMDD ( 月経前不快気分障害 ) による精神的な落ち込みを和らげる効果も期待できます。第1世代と同様に、疾患の治療 ( 月経困難症や子宮内膜症など ) を目的としたLEPとして、健康保険が適用されるケースが一般的です。

代表的なお薬の種類

ヤーズ第4世代の代表的な先発品で、超低用量ピルに分類されるお薬
ヤーズフレックス最長120日間連続で服用でき、生理の回数自体を減らせるお薬
第4世代の主な特徴まとめ
  • 使用されている黄体ホルモン
    ドロスピレノン
  • 期待できる主な効果
    むくみの軽減や重いPMS・PMDDの改善
  • 一般的な処方目的
    月経困難症や子宮内膜症の治療 ( 保険適用 )

「ピルを飲むと太ったりむくんだりしないか心配」「生理前のイライラや気分の落ち込みが非常につらい」とお悩みの方にとって、この第4世代のピルは心強い選択肢となります。

目的別のおすすめ低用量ピルの種類と選び方

ここまでピルの世代や成分による違いといった「基礎知識」を解説してきました。

しかし、実際に自分に合うお薬を見つけるうえで最も重要なのは、「ご自身が何を一番解決したいのか」という目的に照らし合わせることです。

本章では、代表的な4つの目的別に、あなたに適したピルの選び方を一覧表と合わせて分かりやすく整理しました。

【目的別】あなたに適したピルの早見表

目的・お悩み適しているピルの種類処方の扱い ( 目安 )
高い避妊効果を得たい第2世代・第3世代自由診療
生理痛やPMSを和らげたい第1世代・第4世代保険適用
ニキビ・肌トラブルを改善したい第3世代自由診療
生理日をコントロールしたい中用量ピル または 一相性ピル自由診療

避妊を目的とする場合に向いているピルの種類

正しく服用した場合、どの世代のピルでも99%以上という高い避妊効果が期待できます。

そのため、避妊目的でピルを選ぶ際のポイントは「副作用などの影響が少なく、無理なく続けられるか」という点にあります。

避妊目的に適したピルの特徴
  • 特におすすめの世代
    第2世代・第3世代
  • 第2世代 ( トリキュラーなど ) の強み
    自然なホルモン変化に近く、服用中の不正出血リスクの低減
  • 第3世代 ( マーベロンなど ) の強み
    男性ホルモンの働きを抑え、避妊と同時に肌荒れ予防の期待
  • 処方の扱い
    主にOC ( 経口避妊薬 ) としての処方となり、全額自己負担 ( 自由診療 )

【注意点】性感染症 ( STI ) の予防について

低用量ピルは排卵を抑制して妊娠を防ぐお薬ですが、性感染症を防ぐ効果はありません。ご自身の体を総合的に守るためにも、コンドームとの併用が推奨されます。

生理痛やPMS ( 月経前症候群 ) の緩和に適した種類

「毎月の生理痛が重い」「生理前のイライラや落ち込みが辛い」といった心身の不調を改善したい場合は、症状のタイプに合わせて第1世代第4世代のピル ( LEP ) が適しています。

生理トラブルの主な原因は、女性ホルモンの急激な変動や、経血を押し出すための子宮の過剰な収縮にあります。そのため、ご自身の「最もつらい症状」に合わせて適切な種類を選ぶことが重要です。

症状のタイプ別おすすめのピルの世代と特徴
  • おすすめの世代
    第1世代・第4世代
  • 生理痛や出血量が多い場合
    子宮内膜の増殖をしっかり抑える第1世代 ( ルナベルなど )
  • PMSやむくみが強い場合
    ホルモン量が少なく体への負担が軽い第4世代 ( ヤーズなど )
  • 処方の扱い
    医師の診断による疾患治療を目的としたLEPとしての処方 ( 保険適用 )

【ポイント】つらい症状は我慢せずに医師へ相談を

生理痛やPMSは「病気ではないから」と我慢してしまう方が多い傾向にあります。

しかし、適切なピル ( LEP ) を服用しホルモンバランスを整えることで、QOL ( 生活の質 ) の大幅な向上が期待できます。不調を感じる場合は、早めに医療機関へ相談することが大切です。

ニキビや肌荒れなどの肌トラブル改善に向いている種類

「生理前になるとニキビができる」「大人ニキビがなかなか治らない」といった肌トラブルの改善には、主に第3世代のピルが適しています。

女性の大人ニキビや肌荒れは、体内の「男性ホルモン」が優位になり、皮脂の分泌が過剰になることが大きな原因の一つです。そのため、男性ホルモンの働きを抑える作用に優れた第3世代のピルを選ぶことで、ホルモンバランスの乱れを整え、肌トラブルの改善が期待できます。

肌トラブル改善で選ぶ際のポイント
  • おすすめの世代
    第3世代 ( マーベロン、ファボワールなど )
  • なぜ肌荒れに効くのか
    男性ホルモンを抑え、過剰な皮脂分泌を防ぐため
  • 処方の扱い
    主に美容や避妊を目的とするためOC ( 自由診療 )

【ポイント】効果を実感するまでの目安

ピルによる肌質の改善は、飲んですぐに劇的な変化が起きるわけではありません。

ホルモンバランスが安定し、肌のターンオーバーが整うまで、数ヶ月ほど継続して服用することで徐々に変化を実感しやすくなります。

生理日移動や月経周期のコントロールに適した種類

「旅行やイベントに合わせて生理日をズラしたい」「毎月の周期を予測しやすくしたい」といった周期のコントロールには、目的(短期か長期か)に応じて中用量ピル一相性の低用量ピルが適しています。

生理日を移動させるには、薬でホルモンを補うことで生理を遅らせたり、逆に早めたりする仕組みを利用します。そのため、直近の予定を変えたいのか、日常的に管理したいのかによって適した種類が変わります

期間や目的に合わせた選び方
  • 直近の予定を避けたい場合 ( 短期 )
    ホルモン量が多く、短期間でしっかりとした効果が期待できる中用量ピル
  • 日常的に周期を管理したい場合 ( 長期 )
    飲む順番を気にせず調整しやすい一相性の低用量ピル ( 第3世代・第4世代など )
  • 処方の扱い
    疾患の治療ではないため原則として自由診療

【ポイント】スケジュールの相談は早めに

生理日を移動させる場合、ズラしたい期間の直前に服用を始めても間に合わないことがあります。

予定が決まったら、遅くとも対象となる生理の1〜2ヶ月前には医師へ相談し、計画的に処方を受けることが大切です。

低用量ピルの費用相場と処方してもらえる場所

低用量ピルを入手するには、医師による適切な診察と処方が必要不可欠です。

受診方法には、詳しい対面検査が受けられる「産婦人科での対面診療」と、自宅から手軽に受診できる「オンライン診療」の2種類が存在します。また、使用目的によって保険適用となるかが異なり、費用相場にも違いが生まれます。

本章では、安心してピルを始めるための受診ルートの比較をはじめ、費用相場やネット通販(個人輸入)に潜むリスクについて分かりやすく解説します。

産婦人科 ( 対面診療 ) とオンライン診療の違い

ピルの処方を受ける方法には、主に「産婦人科などのクリニックへ直接足を運ぶ対面診療」と「スマホ等を用いたオンライン診療」の2つがあります。

それぞれにメリットと注意点があるため、ご自身のライフスタイルや「今どのような症状で悩んでいるか」に合わせて選ぶことが大切です。

■ 対面診療とオンライン診療の比較

項目産婦人科 ( 対面診療 )オンライン診療
診察内容・医師による直接の問診
・血圧測定やエコー検査など
スマホやPC越しの問診
( ビデオ・チャット等 )
時間と手間通院や待合室での待ち時間が発生自宅で完結するためスキマ時間に受診可能
薬の受け取り診察後にその場または調剤薬局で受け取り診察後に最短翌日など自宅へ郵送
メリット検査を通じて背後にある病気の有無を確認できる産婦人科へ入るハードルがなくプライバシーを守れる
産婦人科 ( 対面診療 ) が向いている方
  • 初めてのピル服用で副作用への不安が強い方
  • 激しい生理痛があり子宮内膜症などの詳しい検査も受けたい方
  • 医師と直接顔を合わせてじっくり相談しながら決めたい方
オンライン診療が向いている方
  • 仕事や学業が忙しくクリニックの診療時間に間に合わない方
  • 産婦人科の待合室にいるところを知人に見られたくない方
  • すでにピルの服用経験があり手間をかけずに継続したい方

「日常生活に支障が出るほど激しい痛みがある」「生理不順が長く続いている」といった場合は、背後に婦人科系の疾患が隠れている可能性があるため、まずは対面診療での詳しい検査がおすすめです。

とくに異常がなく、避妊や日常的なPMS緩和などを目的とする場合は、オンライン診療でもスムーズに処方を受けることが可能です。

低用量ピルの費用相場と保険適用の有無

低用量ピルは、「どのような目的で処方を受けるか」によって、全額自己負担となる「自由診療」か、健康保険が使える「保険適用」かに分かれます。

■ 目的によって変わる2つの処方パターンと費用目安

高い避妊効果を得たい場合や、病気と診断されない範囲での肌荒れ・PMS対策としてピルを飲む場合は、保険が適用されない「自由診療(全額自己負担)」となります。


  • お薬代の目安
    1ヶ月あたり 約2,000円〜3,500円前後
  • 費用の特徴
    近年はオンライン診療を中心に診察料を無料としているクリニックも多く、基本的には「お薬代+送料」のみで手軽にスタートしやすい傾向があります。

「毎月のコストを抑えたいから保険適用で処方してほしい」と考える方も少なくありません。

しかし、保険が適用されるかどうかは、あくまで医師の客観的な診断(疾患の有無)によって決まります。まずはご自身の抱えている症状や悩みをありのままに伝え、最適なプランを相談することが大切です。

個人輸入や通販で購入する際のリスクと注意点

近年、スマホから簡単に海外の医薬品を購入できる「個人輸入代行サイト」などを利用し、安価に低用量ピルを入手しようとするケースが見受けられます。

しかし、医師の処方を介さずにネット通販感覚でピルを購入することは、ご自身の体を危険に晒す行為であり、極めてリスクが高い選択です。

個人輸入・通販に潜む3つの重大なリスク
  • 偽造品・粗悪品の混入
    • 成分が入っていない偽物で「意図せぬ妊娠」を防げない
    • 有害な不純物が混ざっており、深刻な体調不良を引き起こす
  • 副作用の初期症状を見落とす
    • 医師の問診(血圧や喫煙歴)がないため、血栓症などの重大な副作用リスクに気づけない
  • 公的な救済制度の対象外
    • 万が一重篤な健康被害が起きても、すべて自己責任となり国からの医療費サポート等が受けられない

低用量ピルは、安全に服用できる体質かどうかを見極める「事前の問診」が欠かせないお薬です。

クリニック ( 対面・オンライン ) で処方を受ける最大のメリットは、「医師による安全性の担保」と「万が一の際の公的なサポート ( 医薬品副作用被害救済制度 ) 」が受けられる点にあります。

目先の安さや手軽さだけで判断せず、ご自身の体と未来をしっかりと守るために、必ず国内の医療機関で医師の診断に基づいた処方を受けましょう。

低用量ピルのおすすめオンライン処方クリニック3選

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スマルナのピル料金表

低用量ピル【ファボワール】
初回 1,880円/月~
( 12ヶ月 ) 総額 22,560円*
定期 2,380円/月〜 ( 12ヶ月 ) 総額 28,560円
通常 2,980円/月〜
超低用量ピル【フリウェルULD】
定期 3,580円/月〜 ( 12ヶ月 ) 総額 42,960円
通常 4,180円/月〜
中用量ピル【プラノバール】6,200円/1シート
アフターピル【レボノルゲストレル】11,480円/錠〜
* スマルナでの決済がはじめての方 ・12シート一括決済プランを選択された方の割引クーポンです。薬の種類によって、料金が変動することがございます。

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スマルナの基本情報

診療時間24時間365日 ( 年中無休 )
診察料無料
送料550円*
配送スピード最短当日発送・翌日到着
診察方法ビデオ通話
プライバシー白色のクッション付封筒または無地の段ボール、品名は「医薬品もしくは薬表記」
支払い方法クレジットカード・atone
12シート一括決済プランは、送料無料になります
取り扱いピル一覧
低用量ピルファボワール/ラベルフィーユ/マーベロン/トリキュラー/アンジュ
超低用量ピルフリウェルULD/ルナベルULD/ドロエチ/ヤーズ/ヤーズフレックス
中用量ピルプラノバール配合錠
アフターピル72時間タイプ:ノルレボ/レボノルゲストレル
120時間タイプ:エラワン

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Oops WOMB ( ウープスウーム ) |国内承認薬のみの安心処方

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Oops WOMB ( ウープスウーム ) は、取り扱う低用量ピルが「国内で承認された医薬品のみ」に限定されているオンライン処方サービスです。

オンラインでピルを処方してもらう際、「海外製の見慣れない薬が届いたらどうしよう」と安全性に不安を感じる方も少なくありません。Oops WOMBでは、日本の厳しい基準をクリアしたお薬のみを医師が処方するため、初めての方でも高い安心感を持って服用をスタートできます。

さらに、一見するとお薬とは分からない洗練されたパッケージを採用しており、日常の空間に馴染みやすいのも独自の魅力です。

Oops WOMBはこんな人におすすめ
  • 海外製の薬に抵抗があり、安全性の高い国内承認薬を処方してほしい人
  • 普段から使い慣れているLINEを使って、手軽に診察や相談をしたい人
  • 家族やパートナーにピルを飲んでいることを知られにくくしたい人

Oops WOMBのピル料金表

低用量ピル定期 2,420円/月〜 ( 12ヶ月 ) 総額 31,460円*
通常 3,025円/月〜
超低用量ピル定期 4,070円/月〜 ( 12ヶ月 ) 総額 52,910円*
通常 5,445円/月〜
中用量ピル【プラノバール】6,050円/1シート
アフターピル
* 低用量ピル全5種類、超低用量ピル全2種類はそれぞれすべて同じ価格です。6ヶ月ごとの再診を推奨しており、12ヶ月ごとの再診をお願いしています。おまとめプランの割引金額は送料を含む決済額から算出しています。

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Oops WOMBの基本情報

診療時間24時間 ( 医師による診察が受けられる時間は診察カレンダーをご確認ください )
診察料無料
送料550円
配送スピード最短当日発送・翌日到着
診察方法ビデオ通話
プライバシー無地の外装
支払い方法クレジットカード・Amazon Pay・GMO後払い
取り扱いピル一覧
低用量ピルファボワール/ラベルフィーユ/マーベロン/トリキュラー/アンジュ
超低用量ピルフリウェルULD/ドロエチ
中用量ピルプラノバール配合錠
アフターピル取り扱いなし

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mederi ( メデリピル ) |低用量ピル初月0円から始められる

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mederi ( メデリピル ) は、定期便を利用することで「初月のピル代が0円(※別途送料)」からスタートできるオンライン処方サービスです。

初めてピルを服用する方にとって、初期費用のハードルが大きく下がることは、ご自身の心身をケアするための第一歩を踏み出しやすくなる大きなメリットです。

また専門の産婦人科医による丁寧な診察が受けられ、服用中の不安を取り除くための長期的なサポート体制がしっかりと整っています。

mederiはこんな人におすすめ
  • ピルの服用が初めてで、まずは初期費用を抑えて手軽に試してみたい人
  • 毎月の継続にかかる診察料などのトータルコストをできるだけ抑えたい人
  • 体調の変化や疑問を、現役の産婦人科医へ直接相談しながら続けたい人

mederiのピル料金表

低用量ピル初回 0円/月~ ( 1シート定期 ) *1
定期 2,750円/月~ ( 12ヶ月 ) 総額 33,000円
通常 2,970円/月~ ( 1シート定期 )
超低用量ピル【フリウェル配合錠ULD】通常 4,180円/月〜
中用量ピル【プラノバール】1,980円/7錠〜*2
アフターピル【エラワン1錠】8,950円/錠〜*2
*1 低用量ピルは、3シート目お受け取りまでは解約不可となります(3シート目受け取りまでの支払い総額:税込7,590円)1シート定期便は、1配送あたり送料550円 ( 税込 ) がかかります。
*2 中用量ピル・アフターピルの場合、処方有無に関わらず診療代1,650円が発生します。中用量ピルの場合、低用量ピル・超低用量ピル・ミニピルのいずれかと同時処方の場合は診療代無料です。アフターピルの場合、低用量ピルと同時処方の場合は診療代無料です。

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mederiの基本情報

診療時間7:00〜24:00 ( 年中無休 )
診察料無料
送料550円
配送スピード最短当日発送・翌日到着
診察方法ビデオ通話
プライバシー白無地の封筒、品名は「雑貨」
支払い方法クレジットカード・NP後払い・あと払いペイディ・atone・Amazon Pay・キャリア決済
取り扱いピル一覧
低用量ピルファボワール/ラベルフィーユ/マーベロン/トリキュラー/アンジュ
超低用量ピルフリウェルULD/ルナベルULD/ドロエチ/ヤーズ/ヤーズフレックス
中用量ピルプラノバール配合錠
アフターピル72時間タイプ:ノルレボ/レボノルゲストレル
120時間タイプ:エラワン

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低用量ピルの副作用と服用時の注意点

低用量ピルは女性の心身をサポートする有効な選択肢ですが、体内のホルモンバランスを人工的に変化させるため、副作用のリスクを正しく理解しておく必要があります。

とくに飲み始めの時期はマイナートラブルが起こりやすく、ごく稀に「血栓症」などの重大な副作用を伴うケースも存在します。

この章では、服用初期に起こりやすい症状から、すぐに受診すべき危険なサイン、そして処方に注意が必要な方の条件について詳しく解説します。

服用初期に起こりやすい主な副作用

低用量ピルを飲み始めたばかりの時期 ( とくに服用開始から1〜2ヶ月頃 ) は、体が新しいホルモンバランスに慣れようとする過程で、「マイナートラブル」と呼ばれる一時的な不調が起こりやすくなります。

これは、体がホルモンの変化に慣れていく過程で起こる一時的な反応であり、多くの場合心配のいらないものです。

服用初期に見られる主なマイナートラブル
  • 吐き気や胃の不快感
    ホルモンの変化による消化器系への一時的な影響
  • 不正出血
    生理(休薬期間)以外のタイミングで起こる少量の出血
  • 頭痛や乳房の張り
    ホルモン変動に伴う血管の拡張や乳腺への刺激
  • 気分の落ち込みや眠気
    ホルモンバランスの変化による自律神経への影響

マイナートラブルは、体がピルのホルモンに慣れていくにつれて徐々に軽減し、多くの場合1〜3シート目(1〜3ヶ月程度)を飲み終わる頃には自然と落ち着いていきます。

ただし、「日常生活に支障が出るほど吐き気が強い」「3ヶ月以上経っても不正出血が続く」といった場合は、現在のお薬の種類 ( 世代やホルモン量 ) が体質に合っていない可能性があります。その際は決して自己判断で服用をやめず、処方医へ相談してピルの種類を変更するなどの対応を仰ぐことが大切です。

血栓症 ( けっせんしょう ) のリスクと注意すべきサイン

低用量ピルの副作用において、発生頻度は極めて稀であるものの、最も警戒しなければならないのが「血栓症」です。

血栓症とは、血管の中に血の塊 ( 血栓 ) ができ、それが血流に乗って肺や脳などの重要な血管を塞いでしまう病気のことです。ピルに含まれる卵胞ホルモン ( エストロゲン ) には血液を固まりやすくする作用があるため、とくに服用開始からの3ヶ月間はリスクが高まるとされています。

万が一血栓症が疑われる場合は、手遅れになる前に初期症状を見逃さないことが命を守る鍵となります。医学的には、以下の5つの危険なサインの頭文字をとって「ACHES ( エイクス )」と呼ばれています。

血栓症を疑うべき5つの危険なサイン ( ACHES )
  • A ( Abdominal pain )
    激しい腹痛
  • C ( Chest pain )
    激しい胸の痛みや息苦しさ、押しつぶされるような圧迫感
  • H ( Headaches )
    これまで経験したことのないような激しい頭痛
  • E ( Eye problems )
    急に目が見えにくくなる、視界がぼやけるなどの視覚障害
  • S ( Severe leg pain )
    ふくらはぎの激しい痛みや腫れ、赤み、にぎりこぶしで叩かれたような痛み

上記の症状が一つでも現れた場合は、直ちにピルの服用を中止してください

そして、「低用量ピルを服用していること」と「現在の症状」を伝えた上で、速やかに救急外来や循環器内科などの医療機関を受診してください。血栓症は早期発見と迅速な治療が何よりも重要です。

低用量ピルを服用できない人や処方に注意が必要な人

低用量ピルは女性の生活の質 ( QOL ) を高めるために役立つお薬ですが、血栓症のリスクを高める性質やホルモンへ及ぼす影響から、体質や持病によっては「絶対に服用できない方 ( 禁忌 ) 」や「処方に慎重な判断が必要な方」が存在します。

ご自身の体を危険に晒さないためにも、以下の条件に当てはまる項目がないか事前に確認しておくことが重要です。

低用量ピルを処方できない方 ( 禁忌 ) の代表例
  • 35歳以上で1日15本以上のタバコを吸う人
  • 前兆 ( ギザギザの光が見える等 ) を伴う片頭痛がある人
  • 乳がんや子宮体がんなどにかかっている人
  • 過去に血栓症にかかったことがある人
  • 重度の高血圧や肝機能障害がある人
処方に注意や医師の慎重な判断が必要な方の代表例
  • 40歳以上の人
  • 肥満気味の人
  • 前兆のない片頭痛や軽度の高血圧がある人
  • 産後間もない人や授乳中の人

「どうしてもピルが欲しいから」と、喫煙歴や持病、現在飲んでいるサプリメント・他のお薬などを隠して処方を受けることは大変危険です。

重大な副作用を防ぎ、安全に服用を続けるためにも、問診の際は医師へ必ず正確な情報を伝えてください。

低用量ピルの種類や服用に関するよくある質問

低用量ピルの世代 ( 第1~4世代 ) にはどんな違いがありますか?

開発された時期と、薬に配合されている「黄体ホルモン」の種類が異なります。この成分の違いによって、生理痛、肌荒れ、PMSなど「とくに得意とする改善効果」に違いが生まれます。

低用量ピルは進化の過程(開発順)によって第1〜第4世代に分類されており、基本的には数字が大きくなるほど新しく開発されたお薬です。

▶詳しい違いは「【比較表】低用量ピルの世代別 ( 第1~4世代 ) の種類と特徴」で解説しております。

低用量ピルと中用量ピルはどのように使い分ければいいですか?

日常的な体調管理や避妊には「低用量ピル」、旅行などのイベントに合わせて一時的に生理日をズラしたい場合には「中用量ピル」を使用します。

低用量ピルはホルモン量が少なく体への負担が軽いため、確実な避妊や生理痛・PMSの日常的なケアなど「長期間の継続服用」に向いています。

一方の中用量ピルは、ホルモン量が多く吐き気などの副作用が出やすい反面、短期間でしっかりと効果を発揮します。そのため、「直近の生理日の移動」や「急な不正出血の治療」といった一時的な使用に適しています。

▶詳しい違いは「超低用量ピル・低用量ピル・中用量ピル・アフターピルの違い」で解説しております。

低用量ピルはどのくらいの避妊効果がありますか?

毎日正しく服用した場合、99.7%という極めて高い避妊効果が期待できます。

低用量ピルは、排卵をストップさせたり、精子が子宮内へ入りにくくしたりすることで妊娠を防ぐ仕組みです。毎日決まった時間に飲み忘れなく服用する「理想的な使用」での妊娠率は、わずか0.3%とされています。

ただし、飲み忘れなどが生じる「一般的な使用」での妊娠率は約9%まで上昇するというデータもあります。高い避妊効果を維持するためには、スマホのアラームを活用するなどして、毎日同じ時間に飲む習慣をしっかりと身につけることが大切です。

低用量ピルを飲むと太るというのは本当ですか?

低用量ピルそのものに「脂肪を増やして太る」という直接的な作用はありません

ピルを飲み始めてから体重が増えたと感じる場合、その主な原因はホルモンバランスの変化による「むくみ」や「食欲の増加」です。お薬の働きによって体が一時的に水分を溜め込みやすくなったり、食欲が増進したりすることで、結果的に体重の変化を感じるケースがあります。

むくみに関しては、体がピルに慣れていく1〜3ヶ月程度で自然と落ち着いていくことがほとんどです。食欲が増した場合は、食事の量や間食を少し意識してコントロールすることで、体重増加をしっかりと防ぐことができます。

低用量ピルの飲み忘れに気づいたときはどうすればいいですか?

1日 ( 1錠 ) の飲み忘れであれば、気づいた時点ですぐに飲み忘れた分を服用し、その日の分も本来の決まった時間に服用してください。

1錠だけの飲み忘れであれば、一時的に1日2錠飲むことになりますが、その後は通常通りスケジュールに沿って継続して問題ありません。

ただし、2日 ( 2錠 ) 以上連続で飲み忘れてしまった場合は、気づいた時点で直近の飲み忘れ分をすぐに服用し、その日の分もいつもどおりの時間に服用してください ( それより前の飲み忘れ分は服用せず破棄します ) 。その後は残りの錠剤も通常どおり毎日服用を続けますが、一時的に避妊効果が低下しているため、再開から7日間はコンドームなど他の避妊法を必ず併用しましょう。

まとめ|目的や体質に合わせて最適な低用量ピルを選ぼう

低用量ピルは、正しい服用による高い避妊効果だけでなく、辛い生理痛やPMS ( 月経前症候群 ) の緩和、肌荒れの改善など、女性の心身を多角的にサポートしてくれる心強いお薬です。

しかし、第1〜第4世代まで様々な種類が存在するため、ご自身の体質や最も解決したい悩みに合わせて「最適な種類」を選択することが大切です。目先の安さから個人輸入や通販に頼ることは重大な健康被害のリスクを伴うため、絶対に避けなければなりません。

ご自身の体と未来をしっかりと守り、より快適な毎日を送るためにも、まずは対面やオンラインで専門の医師に相談し、安全で適切な処方を受けましょう。

参考文献
※日本産科婦人科学会・日本女性医学学会「OC・LEPガイドライン
※日本産婦人科・新生児血液学会「女性ホルモン剤使用中患者の血栓症に対する注意喚起
※厚生労働省「医薬品副作用被害救済制度について

※厚生労働省「健康・医療医薬品等を海外から購入しようとされる方へ
※厚生労働省「月経困難症治療剤ヤーズ配合錠による 血栓症について
※厚生労働省「医療法における病院等の広告規制について

※医療用医薬品「トリキュラー (トリキュラー錠21 他)
※医療用医薬品「マーベロン (マーベロン21 他)
※医療用医薬品「ヤーズ (ヤーズ配合錠)
※独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)「副作用が疑われる症例報告に関する情報

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